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Tea for Me

tea




自分の不安を誤魔化したくて、酷い事を言った。

本当は、君を傷つけたい訳じゃなかった。

不安を遠ざけたくて。
確かめたくて。

君は、僕を必要としているんだろうか?
こんな僕を?

そう思ったら、堪らなく不安になった。
本当なら、君の手を握り、ずっとそばにいて欲しいと言うべきだった。

些細なケンカが、僕の不安を大きくした。
傷つける為だけに言葉を使ってしまった。
君を傷つけたくなんか、なかったのに。


謝りたくても、言葉がもう出てこなくなってしまった。

 . . .

永遠かと思われた沈黙のあと、おもむろに君が立ち上がり、僕の横を通り過ぎた。

ああ、この部屋から出て行ってしまうんだ。
そう思った。

止めたいのに、足が動かない。

 . . .

しばらくして、君はティーポットとティーカップを持って戻ってきた。
呆然としている僕を無視して、無言のまま紅茶を煎れる。

やがて、ティーカップをセンターテーブルの端に置き、ジェスチャーでソファに座るように指し示す。
僕が座ったのを確認して、深呼吸を1つすると、
「さっきは私も悪かった。でも、あなたも最低だった。
 でもね、やっぱり落ち着いて話し合お?とりあえず、それを飲んで。」
と一息で捲くし立てた。

僕は、敵わないな、と思う。
君のこういうところに何度救われてきたか分からない。
本当に、君はすごい。

「・・・笑うところじゃないと思うけどな?」
君は不服そうに言う。

そんなところも、全くもって敵わない。

空気を一瞬にして変えてしまう、こんな事は僕には出来ない。

今度は、僕が、素直に謝る番だ。
こんな事で、君を失う訳には、どうしてもいかない。




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  1. 2007/07/12(木) 23:39:14|
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