
「クリスマスには、イルミネーションを見ながら散歩しようか。」
「ごめんね、クリスマスは出張なの。」
. . .
仕事なら仕方がない。
けれど、出来れば一緒にいたかった。
夜景を見て喜ぶ君が、見たかった。
じゃあ、僕達のクリスマスは、君の出張明けって事でどう?と問い掛ける僕に、君はくすくす笑いながら答えた。
クリスマスって、キリストのお誕生日よ。
そんな都合で、お誕生日を変えられちゃたまらないんじゃない?
言われて見れば、確かにそうだ。
でも、僕にとっては、クリスマスは宗教的な意味なんて無くて、イベントの 1つだった。
そんな大昔の人の誕生日って事より、君と過ごせる特別な日って事の方が大事だったんだ。
「大丈夫だよ。彼は心が広いからね、ちょっとくらいの誤差は見逃してくれるさ。」
. . .
そんな訳で、僕達は、除夜の鐘を聞きながら、年越しそばの代わりにケーキを食べる事になった。
明日は、イルミネーションじゃなく、初詣に向かう人達を見ながら、手を繋いで散歩しよう。
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- 2007/12/22(土) 04:14:16|
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