
君と公園を散歩していた時だった。
君は、急に立ち止まり、何かを見つめて呟いた。
「Red in Green.
見落としてしまいそうな、小さな1粒だね。」
うん、きれいだね、と僕が頷く。
「ささやかなアタシの勇気みたい。」
自信に満ち溢れた朝も、どうしようもなくダメに思える夜もあるの。
それでも、他に道はないんだって、自分に言い聞かせてる。
君は言葉にしなかったけど、そんな風に考えていたんだと思う。
その頃、君はトラブルに悩み、僕は君を救えない事を悩んでいた。
「神様に何か1つお願いできるなら、もっと勇気をもらいたい。」
君がそう呟くのを、僕は無力感で一杯になりながら聞いていた。
神様、何か1つお願いできるなら、彼女の願いを叶える力をください。
でも、相変わらず僕は無力だった。
それでも、君を愛していた。
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- 2007/06/14(木) 01:38:56|
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